発祥地

招き猫が縁起物とされるようになった理由の一つが、発祥地です。「招き猫発祥の神社」と銘打たれた神社は、日本各地に多く存在します。豪徳寺や今戸神社など諸説がいくつかあり、どこの神社が発祥かは一概にはいえません。しかし、全国各地で招き猫による幸運の諸説が伝承されています。

また、猫の毛色や模様によって縁起の内容が異なります。白猫や三毛猫など珍しい毛色の猫は、より一層幸運を運んできてくれるなどの言い伝えがあります。

招き猫も、唐草や市松模様など特有の模様が特徴で、前足を上げたり小判を持ったり、微笑みを浮かべていたりと模様や表情は様々です。

集客効果

集客効果が見込めたという、江戸時代の頃に伝承された説です。

前足を上げ、何かを招いているように見える招き猫を店先に置いたことで、集客効果が見込めたことから、多くの方がそのご利益にあやかり「縁起物だ」とした説があります。招き猫の最も大きな特徴は、何かを招くような仕草です。その仕草によって、停滞していた人や商いが動きはじめたり、難しかった作業を進められたりなど、商売繁盛につながったことから、縁起物とされるようになったのでしょう。

道案内

険しい山道に置かれた招き猫の銅像が道案内の効果を発揮し、道に迷わないように人々を導いてくれたという説です。道に迷って途方に暮れていた際に、招き猫が上げた手の方向に進んだ結果、路頭に迷わずに済んだ人々がいたとされています。

「人に道を示してくれる存在」であると認識されたことで、人々は招き猫を縁起物とし、道案内をしてくれたお礼に大切にするようになったのではないでしょうか。

お告げ

「猫のお告げ」も諸説の一つです。江戸時代以降、貧困から飼いきれなくなった動物を手放す動きが増え、手放された猫から「招き猫を作ってくれ」と、枕元でお告げされたという説があります。人形にしてくれたら幸福が得られるというお告げを聞いた人間が、いわれたとおりに招き猫を作ったところ、幸せになったという説です。

招き猫は、様々な発祥地や諸説があり、幸福の象徴とされています。例えば、右手を上げている雄猫は金運を司っているなどです。性別や模様、どちらの手を上げているかによって縁起物の内容が異なるため、招き猫の導入を検討した際は見極めが大切です。

金運を上げたい場合は、猫モチーフのアイテムを取り入れることも一つの方法といえます。金運を呼び寄せるためにも猫モチーフの財布を愛用してみませんか？

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