代表の想い

プロジェクトのきっかけ

 はじめまして。プロジェクト代表の菅野(スガノ)と申します。

私は2019年より、念願であった保護ねこ2匹と暮らし始め、現在は完全なるねこしもべとして、日々過ごしています。


プロジェクト立ち上げのきっかけは、この寝姿を見た時から

 

このなんというか、隙だらけで、だらしなくて、でもとてつもなく幸せそう。

このねこは元々は公園に溝にはまって弱っていたところを保護され、私がお迎えしたての数ヶ月、怯え隠れて眠っていたのに今はこんな感じ。

膝の上でも寝てくれますが、タッチが気に食わないと噛むフェイントをしてきます。
こんな寝姿を見せられると、私も幸せな気持ちになれるとともに、この日本にはこのように無防備に眠れないねこたちがまだまだたくさんいる、というなんとも言えない気持ちになりました。

そこで、ものづくりメーカーを経営する立場として、何かできないかと思い、立ち上げたのがこのプロジェクトとなります。

幸いにも私たちの会社メンバー皆が従順なるねこしもべ、福利厚生の一貫として「猫カフェ訪問」があるくらいです。
いわば、最強最適メンバーであることに間違いないでしょう。

チャリティについて

ここでチャリティーについて私なりに、、、
チャリティーと聞いて皆さまはどういった印象をお持ちですか?
災害などの有事の際に募金、貧困で苦しむ人を支援、○○募金など、ざっくりと言えば「良いおこない」

日常的に耳にしますが、なぜか非日常的に感じてしまう。。。と思われる方も少なくはないでしょう。

実際、私もその内の一人です。
私の場合はその募金がどのように使われどれだけの効果があるのか、気になって仕方がないひねくれ者です。

それはさておき、募金額で言えば日本は世界的に見てチャリティー後進国です。

145カ国を対象とするギャラップ社の世論調査(2015年と古いですが)参照
(最近1か月の間に寄付をした人、ボランティアに時間を費やした人、見知らぬ人を助けた人の割合)

トップ10にアメリカやイギリス、カナダといった先進国が入る中、日本は102位と決して良くはない結果となっています。

それは日本人が冷たいからや人に興味がないからではなく、むしろ、日本人は義理と人情を重んじる民族だと考えています。

ならばそこにどのような弊害があるのか、、、

まず、日本のチャリティーのあり方を調査した上で、思いつくデメリットを独自に洗い出し、それらをメリットに変換することをこのプロジェクトの使命としました。

チャリティーのデメリットの変換

デメリットと考える一部を抜粋すると、

⒈ 支援金の使い道が不透明である
 
提案:支援先に購入者が直接支援する仕組み作りをすることで、支援の実感を味わうことができる。

⒉ 商品代金に対して募金額が少ない(2%〜5%の募金額率のところが多い)
 
提案:商品代金10%前後に募金額率を設定。(デザインコストを含む製造原価や広告費を抑えることで充当)

⒊ チャリティー企画の商品が価格に見合っていない
  
提案:スポンサーを集めることで通常商品以上の価値ある価格を実現。素材…材料費のウエイトを占める革・金具メーカー協力のもと、良質な素材を安価に仕入れ
広告…業界紙やねこ好きの著名人の方々のご協力のもと、広告費をかけることなくプロジェクトを拡散
製作…自社工房のねこ好きデザイナーと職人たちが過剰なまでのねこ愛を持って余念無く作成

⒋ デザイン性

提案:ヒトクセあるデザインを得意とする自社ブランドのみならず、他社ブランドのデザイン委託もこなす立場として、「洗練されたエイジレス(年齢不問)なデザイン」をテーマに設定。ねこ好きだけどねこグッズはかわいすぎて、、という方にもオススメです。

⒌ 一回きりで終わるチャリティーが多い・非日常的な感じがする

提案:「ビジネスとしての成功 = 継続的なチャリティー」と捉えています。より多くのヒトに日常的に親しめるよう創意工夫し、より多くのねこを継続的に救っていきたいと考えています。

その他、諸々。

数えればキリがないほどの策と拘りを注ぎ、1年の構想期間を経て、今ここに展げることができました。

私は今回のプロジェクトを前述しておりますが、ビジネスとして捉えています。
この考えには賛否両論あるかと思いますが、綺麗事ではなく費やせる時間とお金、繋がることの出来る人脈、そこに伴う信頼性、その全てがプライベートよりビジネスの方が圧倒的に優位であると考えたからです。

そしてこの方法が、最も多くのねこを救えると私は信じています。

ねこしもべとして、
ものづくりのプロフェッショナルとして、
独自のチャリティーのカタチを創造し進化し続けることで、
一人でも多くの方へお届けできればと願っております。

全てのネコが 隙だらけに 眠れますように