目的

地域猫活動の1番の目的は、飼い主を失った猫をそのまま見過ごすのではなく、猫が苦手な方でもある程度許容してもらえる「地域猫」として一定のお世話をしていくものです。将来的には、新たな飼い主を見つけることを目的としています。

飼い主を失った猫は、生きていくためにゴミを漁ったり、家の庭でトイレをしたりします。中にはこういった行動を不快に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、不妊・去勢手術を行って野良猫の数を減らしたり、ワクチンを打って感染症対策をしたり、ご飯をあげたり、排泄物の処理・清掃を行ったりして、猫と地域の共生を目指します。

活動内容

地域猫活動の主な活動内容は、猫の調査です。猫にエサを与えている公共の場がある場合は、実際に赴き、「どの程度の数に」「誰が餌を与えているか」などの調査を行います。また、エサをもらいに訪れている野良猫の数や性別を把握し、記録することも大切です。

その際、ただ猫の数を数えるだけでは活動になりません。「どういった目的で餌を与えているのか」「今後猫にどうなってもらいたいか」など、目的を明確にし、活動の方針を定めていきます。飼い主を失った猫を放置するのではなく、どこで暮らしてもらうのか、そのために何が必要かなどを話し合い、行動に移すことが大切です。

施設や飼い主の募集

地域猫活動は、猫の数の把握だけではありません。猫を保護するために必要な施設を探したり、新しい飼い主を探したりします。猫の保護施設は、それほど多くありません。また、大勢の猫の保護を依頼しても、劣悪な環境となる可能性があるため危険です。

保護施設の中には、カフェを運営したり、猫のグッズを販売したりして得た利益を利用して猫を保護しているところもあります。しかし、猫のお世話には様々な費用が発生しますし、利益よりも保護猫を優先しているため、利益だけですべての保護猫を新しい飼い主が見つかるまでお世話してあげることはできません。そのため、支援を必要とするところは多くあります。こういった保護施設や団体などに寄付を行うだけでも、地域猫活動に参加することが可能です。

ａｏｎｅｃｏでは、猫が快適に暮らし、その後新しい飼い主のもとで幸せに暮らせるよう日々地域猫活動に勤しんでいます。バッグやウォレットなど、猫をモチーフとしたアイテムを販売しており、生じた利益を保護猫や地域猫活動を行う団体へ寄付しています。保護猫に興味がある方や、地域猫活動に参加したい方は、サイトをご確認ください